加齢で骨密度が減少
骨密度とは、単位面積あたりの骨の量のことをいいます。つまり、骨の中にカルシウムやミネラルといった成分がどのくらい詰まっているか、ということです。骨密度が低下すると、骨粗しょう症という病気になりやすくなり、ちょっとしたつまずきや転倒などで骨折したり、背中が曲がったり、痛みが出たりします。
骨密度が減少する原因は、主に加齢。年齢を重ねることによって、骨を作る細胞よりも骨を壊す細胞が活発になって、徐々に骨密度が低下してしまうのです。また、女性の場合は、閉経後に女性ホルモンのバランスが変化することによって骨密度も低下するといわれています。
カルシウムをとり入れる
しかし、食事や運動などで、骨密度の低下をゆるやかにすることは可能です。食事面では、骨の形成にかかわるカルシウムを積極的にとり入れましょう。カルシウムの吸収をサポートしてくれるビタミンDやビタミンKなどをあわせてとり入れることがおすすめです。
また、運動も大切。なぜなら、体を動かすことは、体内にとり入れたカルシウムを骨に蓄える効果があるからです。ジョギングやウォーキングなどをすることがおすすめですが、街や駅でエスカレーターではなく、階段を使うだけでも効果があります。
おすすめの食品例
■カルシウムを上手にとり入れる
・吸収率の高い乳製品
・骨ごと食べられる小魚や魚の缶詰
■カルシウムの吸収をサポートする
骨密度を測定できる場所
自治体の保健センター、整形外科、外科、内科などで測定できる場合があります。
また、トモズでも不定期で無料の骨密度測定会を行っています。測定後には管理栄養士が食事のアドバイスをしたり、レシピを配布したりしています。
今回のアドバイザー
管理栄養士 グリーンマークシティ松戸新田店 野口 奈菜美
骨密度のピークは20代。なるべく、今の骨密度をキープするような生活を心掛けましょう。