企画会社として13年目を迎えました。
クライアントの要望を聞き続けて13年。
具体的にどのような企画書を提示しているのか、直近の事例でご紹介しましょう。
クライアント個々の事例は公表できないので、提案後、たまたま当社サービスとして取り扱うことになった事例をご紹介させていただきます。
2015年夏の話。ある方の紹介で弊社に相談が持ち込まれました。
このようなやり取りがきっかけでその会社の方とお会いすることになりました。
相手は海外メーカーの日本合弁法人。洗練されたきれいなオフィスでした。
後日提案した企画が、まさか自社で取り扱うサービスになるとはこの時点では知る由もありません。
競合ひしめく狭い領域で、営業的に限界を感じているようでした。
実際、とても素晴らしい解析方法で、かつ精度が高い。
ただそれが競争力とはなっていませんでした。
現状、時間をかけた営業活動の上に契約をとるという、泥臭い営業スタイルを行っていました。
専門的な要素が多く、かたちになるまで少し時間がかかりました。
通常、基礎的な土台のようなものができるまではそう時間をかけないのですが、これはとくに時間を要しました。
ただ、提案するレベルにするためにはもう少し情報が必要でした。
その後、法的な確認と、医師数名、バイオ技師へのヒヤリングを経て、ようやく基礎的なワークフローができあがりました。
機械そのものは高額なので飛ぶように売れることはありません。
まずは消耗品を売るために解析受託を増やす提案に切り替えました。
もちろんご希望の医療領域で。
なんと!
提案した相手から提案返しをされてしまいました。
このようなことは記憶がありません。レアケースです。
このような流れで企画提案をしていきます。
やりとりは何度もあります。
過去の数字やデータは参考資料として添付する程度で企画骨子の根拠にすることはありません。
で、提案返しのその後ですが・・・
このようなやり取りがあり、約半年後の2016年10月に開催される日本癌学会でお披露目させるスケジュールを組みました。
とはいっても専門的な領域、モデル構築は難航を極めました。
ほぼモデル構築を終えた2016年8月に販社を設立。異業種各方面のエキスパートの方々に役員になっていただきました。
営業を開始してから2ヶ月後の2016年12月現在。
ご相談の受け付けから販売促進、営業支援領域の企画提案、上記のケースでは新規事業提案、たまたま当社でお受けしたものですが、概ねこのような流れでクライアントに問題解決のきっかけから実施までをお手伝いしています。
当社の場合、過去の数値やデータでもって企画内容の根拠にすることはありません。
関係者から生の話を聞き、それを根拠に企画の土台にしていきます。
数値はあくまでも数値、データも過去のもの。調査方法によって数値は変わり、見方によってよいデータにもなり、立ち位置を変えることによって悪いデータにもなります。
真実味がでてくる数値やデータはけっこう心を動かされやすいものですが、先にも書きましたが企業活動は時代に合わせて進化していくものという考えで、企画立案をしています。
ぜひご相談ください。
更新日2016.12.28